私どもの事務所がある横浜関内の街には、通りごとに異なった街路樹が植栽されています。大通りは殆んどがイチョウ並木ですが、中の通りには素敵な並木が続きます。若葉も黄葉も美しいカツラ(海岸通り)、初夏咲く花が甘い芳香を放つセンダン(弁天通り)、目を見張る紅葉のモミジバフウ(尾上町通り)、等々10種を超える珍しい街路樹が季節ごとの街を彩ってくれています。
その中で、私の特別のお気に入りがベイスターズ通りのヒトツバタゴ。繁った若葉に雪が降り積むごとく、細くて白い花弁で樹々が一面真っ白に染まるのは、息をのむ美しさで、ちょっと余所では見られない見事な光景です。
対馬の鰐浦の港にはヒトツバタゴの大群落があると聞きますが、対馬は遠く、簡単に花見に行けるところではありません。そのヒトツバタゴがGWを前に、今、関内の街なかで、満開を迎えようとしています。機会があればぜひ一度ご覧ください。